2023.03.10 農業のこと
じゃがいもの育て方 その1
手軽に始められ、あまり手間もかからない「じゃがいも」は、農業初心者の方にもオススメの作物です!
「その1」では、植付け前の下準備について、ご紹介します!ぜひ、最後までご覧ください✨
キホンの『キ』
- 収穫までの期間:3~4カ月
- 適正な土壌酸度:5.5~6.0
- 生育適温:15℃〜20℃
- 連作障害:あり(3年〜4年あける)
※この期間は、じゃがいもと同じ「ナス科」の作物を、同じ場所に作付けしないよう注意しましょう!
1. 種芋は「手に取って、よく見て」選ぼう!
良い種芋の『4箇条』
- ツルンッと皮にハリがある。 シワの寄ったものは避けて選ぼう!
- 重みがある。
- ランダムに芽が生えている。一か所に集まっているものは避けよう。
- 芽が、濃い緑~黒紫色をしている。
※食用を植えるのはNG!ウイルス病を持っている可能性があります。市販の種芋は、殺菌処理しているため安心です。
2. 植付け前の下準備
芽出しを忘れずに。
芽出しとは、種芋にあらかじめ日光を当てて、植付けまでに芽を育てておくことです!植付けの2~3週間前から始めましょう。
芽出しをすると…、
- 芽の位置や、植付け後の育ちの様子が分かりやすい!
- 植付け後の育ちが良くなる!
- 背が低く、丈夫な株ができる!
実が大きく育ったり、たくさん採れたり、芽出しには良いことたくさんです✨
〇 良い芽出しができる環境
- 雨がかからず、程よい日差しが当たる場所
日差しが強いと、種芋が温まりすぎて傷んでしまう恐れがあります。室内では、レースカーテン越しに適度に日が当たる場所がオススメです。 - 風通しの良い場所
- 気温10℃~20℃を保てる場所
〇 芽出しの方法
- 紙や新聞紙を広げ、種芋が重ならないように並べます。
紙や新聞紙の上に置くことで、湿気をコントロールできます! - 数日ごとに種芋をひっくり返し、まんべんなく日の光を当てます。
大きい種芋は切り分けよう
約50g以上の大きな種芋は、大きさに応じて切り分けます。
50g以下の小さな種芋は、そのまま植えてしまって大丈夫です!
- 1片が、約30~40g程度になるように切る。
- 芽が出ている場所を残して、縦方向にカット。
💡ここで、ワンポイント!
腐敗を防ぐため、切り口に「じゃがいもシリカ」や「草木灰」などを付けましょう!
特に「じゃがいもシリカ」は、植物の成長に必要なミネラルも含んでいるので、腐敗防止効果だけでなく、生育促進や土壌改良効果も期待できる優れものです!
土づくり
畑の場合
深さ 25cm~30cmほどを耕しておきます。土壌の深い土を掘り起こし、光と空気を当てておきましょう。
植付けの1週間前には、牛ふん堆肥などの堆肥と、化成肥料や有機肥料などの肥料を撒き、よく耕しておきます。
じゃがいもはpH5.5~6.0の酸性土壌を好むので、石灰の入れすぎにご注意ください。
💡ここで、ワンポイント!
土壌酸度がアルカリ性に傾きすぎてしまうと、そうか病などの病気の原因になります。
石灰などを混ぜる場合は、土壌酸度計を使って調整するのがオススメです!
プランターの場合
〈 用意するもの 〉
- 深さ30cm以上の深型のプランター
横幅 30~40cmで1株、80cm程度で2株植えられます。 - 鉢底石
- 市販の野菜の培養土
〈 手順 〉
① 鉢底に鉢底石を敷きます。
② 市販の野菜の培養土を、6分目の高さまで入れます。
これで、準備OKです!カンタンですね✨
プランターより、ラクに始められる!✨
プランターや培養土を準備して、プランターに土を入れて…。
野菜作りを始めるにも、いろいろ準備が必要ですよね…。
「もっと手軽に、ラク~に始めたい!」
そんな方にオススメなのが、
- カルビー じゃがりこのバケ土
- カルビー ポテトバッグ
すでに培養土が入っていて、袋のまま育てられるので種芋さえあれば、これひとつで手軽に野菜作りが始められます!✨
さらに、肥料も入っているので、水をあげるだけで最後まで育ちます!今年は、この2つを使って手軽に野菜作りを始めてみませんか…?
最後までご覧いただきありがとうございました!これで、下準備はバッチリです!
「その2」では、植付け方~収穫までをご紹介いたします。
3/24(金)に配信予定ですので、楽しみにお待ちください!