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2023.09.22 園芸のこと

意外と知らない!スコップのあれこれ

植物の植替えや定植に欠かせないのが、スコップやシャベル。
その種類は、素材や大きさ、形などによってさまざまです!
素材や形ごとの良し悪しを理解したうえで、使用する目的に合わせて選ぶことが大切です。
今回は園芸用スコップ・シャベルの選び方やそれぞれの違いについて、ご紹介します!

スコップ・シャベル・移植ゴテのちがい

よくごっちゃになってしまいがちな、似たもの同士のこの3つ。
ヘッド部分(土をすくう部分)に足をかけられるものを「シャベル」、反対に、かけられないものを「スコップ」と分類されています。
ただし、どちらも用途はよく似ていて、地域によって呼び方も変わるため、厳密に分けられているわけではありません。
一方、移植ゴテは「ハンドスコップ」とも呼ばれる小型のスコップです。
主に、草花や観葉植物を植え替えたり、苗木を植える際に使われます。

スコップ・シャベルの種類

素材のちがい

アルミ製

「軽くて丈夫!」がアルミ製の良いところ! 扱いやすいものが多く、お手頃価格で購入できるのも嬉しいポイント。
サビにくいから、屋外でも気軽に使うことができます。
手軽に使えるスコップ・シャベルを自宅に1本常備しておきたい方におすすめです!
ただ、耐久性はイマイチで、固い土を無理やり掘ったり削ったりすると壊れてしまう恐れもあります。

スチール(ステンレス)製

スチール製の良いところは、なんと言ってもその丈夫さ!
強度が高く、耐久性にも優れ、長く使うことができます。
固い土でもなんなく掘れ、曲がったり折れたりする心配がありません。
使用する頻度の高い方には、スチール製がおすすめ!
ただ、金属製のためサビやすく、使用後のお手入れは必須です。
また、価格の高いものが多いため、1本のスコップを長く使いたい方におすすめです。

プラスチック製

プラスチック製は、とにかく「軽くて使いやすい!」
持ち運びも楽々なので、室内でも屋外でも幅広く使うことができます。
また、アルミ製やスチール製のものと比べて、安く購入できるのも嬉しいポイントです。
子どもから大人まで、どんな世代の方でも使いやすい素材です!
軽さや使いやすさを重視する方や、お子さんと一緒に園芸を楽しみたい方におすすめです!
ただ、耐久性は低く、大きな衝撃や負荷を与えるとヒビが入ったり、割れたりする恐れがあります。

カタチのちがい

剣型

「剣型」は、その名の通り、ヘッドの先端が尖った形をしているものです。
固い土や凍った雪などを掘り起こす時におすすめ!
長年使っていると、先端が少しずつ丸くなっていきます。その際には、専用の道具で磨くことでシャープな先端を復活させることができます。

角型

ヘッドの先端が平らで四角いカタチをしたものが「角型」に分類されます。
ヘッドの面積が広いため、一度にたくさんの土をすくうことができます。
庭木の植替えなどで、多くの土の移動が必要な際に「角型」を使うと効率よく作業ができます。
また、土や肥料を混ぜたいときにも「角型」が混ぜやすく、おすすめです!

穴あき型

「穴あき型」は、その名の通り、ヘッドの部分に数か所ほど穴が空いているものを指します。
水場での作業には、「穴あき型」がおすすめです!
水を含んだ土をすくうことで、砂利や土と水とを簡単に分けることができます。
また、へばり付きやすく落ちにくい粘土質の土も、簡単に落とすことができるので土離れの良いスコップを探している方にもおすすめ!

エンピ型

ヘッドの部分は細長く、強度の高いものを「エンピ型」といいます。
強度に優れているため、庭木の植替えなど、深く土を掘りたいときに使うのがおすすめです!

移植ゴテ・小型スコップ

「移植ゴテ・小型スコップ」は軽くて使いやすいのが最大の特徴です。
子どもやご年配の方でも手軽に使うことができます。
ヘッドの先端が、やや尖っているものが多く、鉢植えしている植物の植替えや細かな作業にぴったりです。
また、デザインも豊富なため「選ぶ楽しさ」があるのも嬉しいポイントです!

お手入れ方法

使い終わったスコップ・シャベルは、できるだけ汚れを落とすようにしましょう。
サビや劣化の原因になります。
使い終わったら、流水にあてながらタワシやスポンジで汚れを落とします。
水に浸けたままにしておくと、素材によってはサビてしまったり柄の部分が弱ったりする場合があるので、できるだけ避けましょう。
汚れが落ちたら、しっかりと水気をふき取ってから乾燥させます。その後、保管するようにしましょう。

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いかがでしたでしょうか?
スコップ・シャベルをより便利に上手に使うためには、用途や自分にあったものを選ぶことが大切です!
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