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2024.08.16 農業のこと

注目の秋冬野菜苗ピックアップ

まさに今、植付けの時期を迎える秋冬野菜苗たち。
TaiShoDoに並んでいる苗の中から、注目の品種をご紹介します!

「今年の春は何も育てられなかったな~」という方、まだ秋冬野菜のチャンスがありますよ~!

キュウリ

夏のイメージが強いキュウリですが、時期をずらして栽培すれば秋ごろまで収穫することができます。

霜知らず地這

その名の通り、支柱のいらない地這づくり用の品種です。
暑さ・寒さに強く、収量も多いので、家庭菜園でも作りやすいのが嬉しいポイント。
パリッと歯切れの良い食感なので、サラダはもちろん、浅漬けにして食べるのもオススメです。

夏秋節成

キュウリ栽培で厄介な「べと病」や「うどんこ病」に強く、天候にも左右されにくいため、とても育てやすい品種です。
見た目が美しいだけでなく、歯切れも良く、糖度も高いのでとても美味しいキュウリです。
支柱を立てればプランターでも育てることができますよ!

Point! 奇形果は株を片付けるサイン

くるりと曲がったものや先が細くなったキュウリができるようになったら、株が老化してきたサイン。
そろそろ収穫も終盤です。
追肥や水やりをしても、良いキュウリがならなくなってきたら株を片付けてしまいましょう。

キャベツ

葉がやわらなく、みずみずしい春キャベツに比べ、冬キャベツは葉が1枚1枚しっかりしていて、食感はかため。
そのため、煮崩れがしにくく煮込み料理などにも向いてます。

やひこ

鮮やかなミドリに、光沢のある玉が美しい品種。
甘みの強い美味しいキャベツなので、煮込み料理はもちろん、サラダとして生で食べるのもオススメ!
耐暑性・耐病性も優れているため、とても作りやすい品種です。

Point! とり遅れは裂球(れっきゅう)のもと

キャベツは適期に収穫しないと球の内部の葉が成長して結球が進み、球が割れてしまいます。
そうすると味が悪くなってしまうので、適期になったら速やかに収穫しましょう!

ブロッコリー

エンデバー SP

1~3月頃のとても寒い時期に収穫するブロッコリーです。
低温下でどんどん大きくなり、大玉に育ちます。
通常、ブロッコリーは寒さにさらされると、自分を守るために糖を作り出します。そうすると、ブロッコリーに含まれるアントシアニンという色素が合成されて、表面が紫色になってしまうことがあります。
エンデバーは、このアントシアニンの着色が少ないため、寒い中でも綺麗なミドリ色のブロッコリーが出来上がります!

Point! 防虫ネットは欠かさずに。

ブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科野菜には、厄介な害虫が付きやすいです。
植付け直後から、防虫ネットをかけて虫から守ってあげましょう!

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秋冬は、美味しい葉物野菜や根菜がたくさん!
意外とプランターで育てられる品種もありますので、ぜひぜひ挑戦してみてくださいね。

参考資料
・藤田 智 監修『藤田 智の新・野菜づくり大全』-NHK出版