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2024.07.20 農業のこと

オーバルLで、酷暑に負けない作物づくり!

猛暑が続く昨今。今年は昨年以上に暑くなる可能性も…。
うだるような暑さや水不足は、人間だけではなく作物にとっても深刻な問題です。
ますます暑くなるこれからの季節に向けて、ぜひ使っていただきたいのが『植物栄養剤 the Cara オーバルL』です!
今回は、その魅力と上手な使い方についてご紹介いたします!

もくじ

1. 「オーバルL」って?
2. オーバルLのココがすごい!
 - 独自技術で、カルシウムがすみずみまで行き届く!

 - カルシウムの力で植物がガッチリ丈夫に!夏バテ予防にも!
 - アミノ酸で、糖度アップ!生育向上!
3. オーバルLの上手な使い方

1.「オーバルL」って?

オーバルLは、神奈川県相模原市の ざから株式会社 が製造・販売する、たまご由来のカルシウムとアミノ酸を豊富に含んだ「植物栄養剤」です。
ざからの永井守夫社長は、もともと食品メーカーで「卵殻(らんかく)」の商品開発に携わってきました。
退職後も、卵殻への情熱はますます増し、会社を設立。長年の研究のすえ、2018年にオーバルLは誕生しました。

オーバルLを使うことで、植物たちが本来持っている力(自己免疫力)を高め、高温などの環境ストレスや病害虫に強くなります。
さらに、生育・発根促進や作物の糖度アップなどの効果も見込める優れもの!
「これからの暑さで高温障害が心配」「病気に強く、高品質な作物を作りたい!」という方にオススメです!

2. オーバルLのココがすごい!

独自技術で、カルシウムがすみずみまで行き届く!

オーバルLの原料は、捨てられてしまいがちな「たまごの殻」
この「たまごの殻」の「卵殻」「卵殻膜」から、オーバルLは作られています。
実は、卵殻には、炭酸カルシウム(CaCO3)がたくさん含まれていて、植物にとって良い肥料になります。
たまごの殻を細かく砕いて、土に混ぜたり撒いたりすることで植物のカルシウム補給に活用できます。
しかし、卵殻が分解されて植物に吸収されるまでには、とても長い時間がかかります…。
さらに、カルシウムは水に溶けにくいため、通常は100gあたり1.4mgほどしか溶けません。
せっかく肥料として与えたのに、ほとんど吸収されていない!なんてことも…。

「本当にカルシウムが効いているの…?」という心配も、オーバルLなら大丈夫。バッチリ効かせてくれます。
その秘密は、独自技術でナノ化したカルシウム。ナノ化されたカルシウムは水に溶けやすく、葉面からも吸収しやすくなっているのです。
オーバルLは、100gあたり210mgものカルシウムが溶け込んでいて、その量は通常の約150倍!
大量に吸収されたカルシウムは植物の体のすみずみまで行き届き、高温時に不足しがちな葉や果実の先端部分にも行きわたります。
その結果、トマトやナスの尻腐れ病やネギの葉先枯れ病などのカルシウム不足が原因で発生するような病気も起きにくくなるのです。

カルシウムの力で植物がガッチリ丈夫に!夏バテ予防にも!

カルシウムが吸収されやすくなることで、植物にとってどんな良いことがあるのでしょうか…?

細胞が強くなる

カルシウムは細胞壁の中にある「ペクチン」※という多糖類と結合して、構造を強くする働きがあります。
植物自体が丈夫になり、夏の暑い時期でもバテにくく、病気や害虫にも強くなります。

※ ペクチン:食物繊維の一種。レモンやオレンジなどの柑橘系や、りんご、バナナに多く含まれる。

葉の温度調節がスムーズにできる

カルシウムは、葉の温度調節に必要な「気孔(きこう)の開閉」にも大きくかかわっています。
「気孔」とは、植物の葉に無数に空いている小さな穴のことです。
この穴を開けたり閉めたりすることで、植物と空気の間で二酸化炭素や酸素、水などの交換が行われます。
気孔には、孔辺細胞(こうへんさいぼう)と呼ばれる細胞があって、この孔辺細胞が気孔の開閉を調節しています。
例えば、晴れて暑い日には葉の温度を下げるために気孔を開いて、葉から水分を蒸散させます。
人間が毛穴から汗をかいて、その汗が蒸発するときに身体の表面の熱を奪って、身体を冷やすのと似たようなイメージです!
その後、失った水分を補給するために根から水分と養分の吸収を活発に行うようになります。
逆に、雨が降らずに水分が体から失われてしまったときは、気孔を閉じることで体から水分が出ていくのを防ぎます。

この気孔の開閉には、カリウムイオンとカルシウムイオンが必要不可欠!
孔辺細胞にカリウムイオンが集まると気孔が開き排出されると閉じる仕組みです。
そして、この「孔辺細胞にカリウムイオンを送る」役割を果たしているのが、カルシウムイオンなのです。
つまり、カルシウムが少ないとカリウムイオンが孔辺細胞に送られなくなるため、気孔の開閉が上手く調節できずに熱を逃がしにくくなってしまうのです。
その結果、植物の体が熱くなりすぎてしまい、細胞が壊れてしまったり枯れてしまったりしてしまいます。

アミノ酸で、糖度アップ!生育向上!

オーバルLの原料のひとつ「卵殻膜」の主成分は繊維状のたんぱく質。
このたんぱく質は、必須アミノ酸9種類と非必須アミノ酸11種類の、合計20種類のアミノ酸で構成されています。
実はこのアミノ酸、植物に与えることで品質や生育がアップするのです!

アミノ酸で生育と品質が向上するワケ

植物は光合成によって、エネルギーやたんぱく質の原料となる「炭水化物」を作り出しています。
そして、この作り上げた ①炭水化物と硝酸などの無機体チッソを結合してアミノ酸をつくり、さらに ②そのアミノ酸と炭水化物を結合させてたんぱく質を作ります。
このように、身体の中でたんぱく質を作るためには多くの炭水化物が必要になります。
他にも、炭水化物は植物の身体を大きくする原料になったり、呼吸をするためのエネルギーになったりと植物の生長になくてはならないものなのです。
そのため炭水化物の消費が多すぎると旨味の低下、病気や不作の原因になってしまいます。
特に、暑い夏の時期は呼吸が激しくなるため、光合成で作った炭水化物をどんどん消費してしまいがちです。

ここで、オーバルLのアミノ酸が活躍します。
肥料としてアミノ酸を与えることで、① のアミノ酸を作る工程がなくなるので、炭水化物の消費を抑えることができます。
その分、炭水化物を体内に貯蔵しておくことができるので、作物の糖度アップや耐寒性・耐凍性アップなどの効果が見込めます!
また、アミノ酸を作る際にかかるエネルギーも生育に使うことができるので、たんぱく質の合成がよりスムーズになり作物の生育が良くります。

卵殻の「カルシウム」卵殻膜の「アミノ酸」
ダブルの効果で、環境ストレスや病害虫に強く、美味しい作物ができるというワケです!!

3. オーバルLの上手な使い方

葉面散布

1000~3000倍に希釈(3000~5000倍希釈でも可)して、10aあたり200~700Lほど散布します。
2回目は2~3日後に再び葉面散布をし、3回目以降は、10日~14日おきに散布をしてください。

土壌灌水

1000~5000倍に希釈して、10aあたり200~700Lほど土壌灌水します。

使用上の注意点

・人畜無害ですが、誤って目に入れたり飲んだりしないでください。
・目に入ってしまった場合は、すぐに水道水でよく洗い、医師の処置を受けてください。
・銅含有資材との混用は避けてください。
・展着剤や銅剤、浸透・浸達の機能性農薬との混用は控えてください。原液同士での混用は行わないでください。

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ますます暑くなるこれからの季節を乗り切るために「オーバルL」、ぜひご活用ください!!