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2023.05.26 園芸のこと

魅惑の植物#03 ザミオクルカス

TaiShoDoスタッフおすすめの植物を紹介する、魅惑の植物シリーズ!
今回は、近年グングンと人気が高まりつつある「ザミオクルクス」についてご紹介いたします✨
ぜひ、最後までご覧ください!

キホンの『キ』

  • 植物名:ザミオクルカス
  • 科属名:サトイモ科 ザミオクルカス属
  • 形態:常緑性
  • 開花期:9 ~ 10月
  • 花色:白
  • 耐寒性:やや弱い(最低10℃以上をキープします)
  • 耐暑性:やや強い

ザミオクルカスの特徴

乾燥した地域が原産のザミオクルカスは、乾燥に強く耐陰性もあるため、初心者の方でも育てやすい室内向きの観葉植物です。
肉厚の葉はつやつやと光沢を持っており、ツバキの葉にも似ています。
シンプルでもあり特徴的でもある、モダンな葉姿が美しく、近年人気が高まってきている植物です。
中でも、ザミオクルカス・レイヴンは黒い艶のある葉がとても美しく、人気の高い品種です。葉が若いうちは緑色で徐々に色が濃く、黒くなっていきます。

ザミオクルカスの育て方

  • 日当たり、置き場所
    耐陰性があるため、置き場所を選ばず育てやすいですが、明るい場所で管理すると元気に育ちます。しかし、直射日光は苦手なため、日に当てる時にはレースカーテン越しのやわらかく日が差す場所がおすすめです。
    寒さはやや苦手なため、冬は室内の暖かい場所で管理をします。エアコンの風は、植物を乾燥させてしまうため、風の当たらない場所に置きましょう。
  • 土づくり
    ザミオクルカス用の土は、「水はけの良さ」がとても大切です。水はけが悪いと、根腐れの原因になってしまうため注意が必要です。
    観葉植物用の土に、赤玉土や鹿沼土を混ぜ水はけの良い土を作りましょう。
  • 水やり、肥料
    ザミオクルカスは気温が低くなると休眠をするため季節や気温によって水やりの頻度を変えます。

    春~秋:土が乾いたら、たっぷりと水をあげます。
    冬:気温が15℃前後を切ってくると休眠期に入ります。休眠期の間は、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。土が完全に乾いてから、4~5日後にたっぷりと水をあげます。

    肥料:春~秋の成長期には、マグァンプシリーズなどの緩効性肥料を与えます。
    冬は休眠期に入るので、肥料は与えないようにします。肥料をあげると逆に元気がなくなって枯れてしまう恐れがあります。
  • 病害虫
    風通しの悪い場所や空気が乾燥している場所では、アブラムシやハダニの被害にあう場合があります。年間を通して葉水をし、害虫が付くのを防ぎましょう。
    また、ザミオクルカスはカイガラムシも付きやすい植物です。見つけ次第、割り箸などでつまんで取り除いたり、薬剤をまくようにしましょう。 なお、カイガラムシは成虫になると硬い貝殻のようになり、薬剤が効かなくなります。その際には、手やブラシで取り除くようにします。
マグァンプシリーズ
おすすめの薬剤
  • 剪定
    成長期である、春~秋に剪定をします。風通しを良くして生育を促すために、古くなった葉や密集している葉、伸びすぎてしまっている茎などを剪定しましょう。
    💡ここでポイント!
    ザミオクルカスはサトイモ科の植物のため、枝などの切り口から樹液が出ます。
    この樹液には、毒性があるため、皮膚に付着すると、痒みやかぶれなどの症状を引き起こします。剪定作業の際には必ず手袋を着用して、皮膚に直接樹液が付かないよう注意しましょう。
    また、誤って小さい子どもやペットが口にすると危険です。手が届かない高い場所や、ペットの入れない部屋などの安全な場所で管理することが大切です。

最後までご覧いただきありがとうございました!
どんな部屋にもマッチしやすく、それほど手のかからないザミオクルカス。
観葉植物デビューに、とてもおすすめです!✨