2025.01.19 農業のこと
植物の力を引き出すカルシウム液肥「メイクアップ」
「植物の育ちがよくない…」「カルシウムをあげているのに効果が実感できない…」などのお悩みはありませんか?
そんな方におすすめなのが、「機能性液肥 メイクアップ」です!
今回はメイクアップの特徴と使用方法についてご紹介いたします。
もくじ
1. メイクアップとは
2. 有機酸カルシウムの働き
3. ビタミン様物質(コリン)の働き
4. メイクアップの上手な使い方
5. メイクアップを使用した方の声
1.メイクアップとは
メイクアップは有機酸カルシウムとビタミン様物質(コリン)を配合した、速効性の高いカルシウム液肥です。
メイクアップを使用することで、カルシウムが効率よく供給され、植物の細胞が強化されます。
さらに、ビタミン様物質(コリン)により、環境変化に強い作物を育てることができます!
「高品質な作物を育てたい!」「目に見えた効果が、すぐに欲しい!」という方におすすめです!
2.有機酸カルシウムの働き
カルシウムは植物にとって、とても重要な役割を果たしており、その成長にもかかせない存在です。
主に以下のような働きがあります。
・細胞壁を丈夫にし、病害虫への抵抗力を高める
・新芽や根の生育を促す
・栄養素(糖など)を果実や根などに運ぶ
そんなカルシウムですが、実は吸収されにくい&体内で移動しにくい栄養素でもあります。
植物のすみずみまでは、なかなか届かないことも…。
しかし、メイクアップに使用されている「有機酸カルシウム」は違います。
水溶性で、水によく溶ける性質をもっているため、効率良くカルシウムを吸収・供給することができます。
3.ビタミン様物質の働き
ビタミン様物質は、光合成の効率をアップさせたり、サポートする働きがあります。
メイクアップに含まれている「ビタミン様物質(コリン)」は浸透性に優れているため、細胞膜だけでなく葉緑体の膜にも働きかけ、光合成をより活発にしてくれます。
その結果、植物の生長や美味しさアップに必要な炭水化物をより多く作り出すことができます。
また、ビタミン様物質(コリン)は細胞内に取り込まれると「ベタイン」というアミノ酸の一種に代謝されます。
この「ベタイン」は、細胞内の浸透圧を調整し、脱水や多湿から細胞を保護する働きがあります。
この効果で、環境変化のストレスに強い植物に育てることができるのです!
異常気象が多い昨今、高温・低温・乾燥といった環境ストレスで悩んでいる方にオススメです!
4.メイクアップの上手な使い方
散布方法
両面散布、土中散布どちらでも可能ですが、葉面散布を推奨しています。
高度化成に比べて、液肥は肥料成分が少ないため効率的に散布できるのが葉面散布です!
土中散布で使用する場合は、液量を増やしてたっぷり散布しましょう。
アルカリ性剤を除く、ほとんどの殺虫剤、殺菌剤と混用できます。
ただし混ぜ合わせによっては薬害がでる恐れがありますので、ご注意ください。
希釈倍数
基本的には、1000倍に希釈します。
効果がわかりにくい場合は、500倍で試していただいても大丈夫です。
使用回数、使用間隔
1回使用しただけでも効果があらわれる作物もありますが、栽培期間が長い作物は7日~10日おきに3回散布してください。
環境によって効き目が変わるため、作物の様子をみながら散布することをおすすめします。
作物別の使用方法は、表をご覧ください。
作物 | 散布時期 | 散布回数 | 濃度 |
---|---|---|---|
育苗 | 5日~10日おき | 3回程度 | 1,000倍 |
じゃがいも | 花蕾確認頃から7日~10日おきに | 3回程度 | 1,000倍 |
長ねぎ | 畝上げ前後の散布、防除毎の散布 | 3回以上 | 1,000倍 |
なす | 収穫開始前頃より7日~10日おきに | 適宜 | 1,000~2,000倍 |
たまねぎ | 鱗茎肥大期頃から7日~10日おきに | 3回程度 | 1,000倍 |
ほうれんそう | 発芽後10日目頃から | 1~3回程度 | 1,000倍 |
5.実際にメイクアップを使用した人の声
”数時間後”には効果を実感!植物の力を最大限に引き出す機能性カルシウム液肥「メイクアップ」とは|マイナビ農業
こちらのインタビュー記事では、実際にメイクアップを使用した方の実体験が記載されています。
ぜひ、こちらの記事もチェックして、メイクアップの良さを実感してみてください!
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最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。
植物の生育が思うようにいかない、肥料の効果があらわれないという人はぜひ一度お試しください!
新たな発見があるかもしれません!